【40代未経験のSE転職ブログ】~職業訓練校入学準備編02~

投資家

 こんにちは!私は40代未経験からSE転職を目指すShinichiと申します。

 2023年に前職を退職し、ハローワークを通じて職業訓練校に通いつつ、SEを目指していましたが、書類審査の時点で年齢による不合格(そもそも年齢制限があり書類すら出せない)が続き、心が折れました。

 8月で一通りの訓練が終わるので、私が経験したことが誰かの糧になればと、40代でSE転職を考えている方や、職業訓練を受けようと思っている方に向けて、ブログに書き記すことにしました。

 今回は応募書類の作成から面接や試験の内容をお話しします。
前回の記事「入学準備編01」はこちら

応募書類

  今回は、私が選んだ学校の応募書類と実際の審査内容についてお話ししたいと思います。

 どの職業訓練校に申し込むにしても、以下の2点は必ず必要です。(職に就いたことがない方は、経歴書は不要)

  • 履歴書
  • 職務経歴書

 この2点と顔写真をハローワークに提出し、ハローワークの方が推薦状を添えて、最終的に学校に送る書類を作成してくれます。
 履歴書や経歴書の添削も行ってくれますが、これはハローワークの業務量や職員の能力によってまちまちのようです。ですので、ある程度自分で仕上げておくのが良いでしょう。

履歴書

 履歴書は、志望動機や得意な事、自己PRなど詳しく記入しましょう。
 プログラムを学ぶからと言って、無理やり趣味パソコンなどと書く必要はないですが、自分の人となりがわかるように誠実に書くことをお勧めします。

 ここの内容が薄くてもよっぽどのことがない限り書類で落とされることはないようですが、面接でも同じようなことが聞かれるので、履歴書の段階で内容を詰めておくのが良いです。
 
 私は志望動機やアピールポイントを記述する欄のある履歴書を使ったので、以下のように記入しました。

 ○○業に3年、○○業に13年間就業し、○○業では店長としてチームをまとめ、顧客・従業員・会社・地域がより良い状態になるよう店舗運営を行ってまいりました。趣味・特技はパソコンで、資格の初級システムアドミニストレータは独学で取得し、現在は学習サイトUdemyとchatgptを組み合わせ、html・css・Javascript・Pythonなどプログラミングを学び、ホームページの運営を行っています。                                          

職務経歴書

 職務経歴書を書くのが苦手とよく聞きます。
 私もそうなのですが、自分のしたことを振り返るのが苦手です。
 自分が行ってきた業務をしっかりと棚卸して、まとめておかないとなかなかうまく書けないかもしれません。

 まだ在職中の方は、職業訓練校のためだけでなく、次の転職先にも提出を求められる書類なので、しっかりとしたものを完成させましょう。

 内容がより伝わりやすくなるように、年度ごとの成果だけでなく、通常の業務内容にも数字を入れて、記述すると良いでしょう。

  • 営業(3件/日)
  • 顧客への営業電話(20件/日)
  • 受発注業務(3件/週)
  • マネジメント(20人)

通常業務も数値を入れて記述することで、あなたがどのような仕事をどのようにこなしていたのか、イメージしてもらいやすくなります。

 以下、私が記述した一例を載せておきます。

  • 店頭での接客 (50件/日)
  • アルバイト従業員に対する育成、教育(店舗アルバイト数30名)
  • 店舗予算計画の立案、実施(売上高6000万円)
  • シフトの作成、管理(1件/週)
  • 店舗の防火管理者として稼働(2回/年)
  • 月次販促イベントの企画、実施(6回/年)

面接・審査内容

事前のWeb審査

 書類を提出したら、訓練校から面接の日時や方法、事前の審査(Web上で行う)がメールで送られてきます。

私が受験した2校の審査は、どちらもGoogleフォームが使われていました。

 面接の日時までに、審査を終わらせておく必要があり、Googleフォームで以下の項目入力が求められます。

  • ご回答者の氏名・年齢
  • 健康面で不安な点はございますか?
  • この訓練はシステムエンジニアとしての基本的な知識が含まれており、最後まで受講された方が今後のキャリア形成に役立つ内容となっていますが、最後まで受講する事に問題はありませんか?
  • 現在、他に面接や書類選考を受けている企業はありますか?
  • こちらはeラーニングコースです。パソコンやインターネット環境の準備は可能ですか?
    (私のコースはパソコンはWindowsのみ認められていました)
  • 指定された命名規則でGmailアカウントを作成し、以下の件名と内容でメールを送信してください。
    (こちらで作成したアカウントが学習中も使用されます。ここでメールアカウントを作成できない方はさすがに対象外となってしまいそうですね。。)
  • OSについて正しい説明を選んでください。
    (4択問題でした。)
  • タブについて正しい説明を選んでください。
    (こちらも4択問題。)
  • 以下の数列の次の数字を選択してください。1、4、13、40、121、364・・・
    (これも4択ですが計算しないと正解できません。)
  • 卒業後の希望する勤務形態と希望勤務地を教えてください。
  • 自身の長所と短所を記述してください。
  • プログラミングを学びたいと思った理由を記述してください。
  • 自分が思う幸せとはどういうことか記述してください。
  • プログラミングをマスターしたことを前提に企業があなたを雇うメリットを記述してください。

 まず、ここで基礎的なWebの知識があるかどうか。わからないことは調べながらでもできるかどうか。ということが試されていると思います。
調べてわかる問題は1問でも間違えると厳しいと思われるので、自信がない問題はきちんと調べて解答しましょう。

 自身の長所短所の問から最後の問までは、面接で聞かれるような内容です。しっかりとした答えを持っていないと面接でも詰まってしまうので、理論整然と記述しておきましょう。
 長所や短所、幸せとは、などを一言だけで済ますことがないように、なぜそれがあなたの長所と言えるのか、具体的なエピソードを記述しましょう。短所をなぜそう思うかに加えて、短所を補うためにどんなことをしているかなど記述する必要があります。
 職務経歴書と同じく、自分を振り返る作業は大変に感じるかもしれませんが、合格のために頑張りましょう!

面接内容

 いよいよ面接が行われます。私の面接はZoomを使って行われました。Zoomの使い方がわからない方や使ったことがない方は、アプリをダウンロードして、一度だれかと通話の練習をしておいたほうが良いと思います。

Zoomの画面

 私の面接は10分程度で、以下の内容を聞かれました。

  • あなたが本校を選んだ理由を教えてください。
  • なぜプログラミングを学びたいと思うのですか?
  • 仕事をする上でわからないことが出てきたとき、あなたはどうしますか?

 一つ目と二つ目は、Web審査で入力した内容との整合性をある程度見られていると思います。

 三つ目のあなたはどうしますか?では、SEとしてやっていけるかどうかの資質が試されます。
 私の答えは、「まずは、自分で調べ、それでも解決しない場合は、その解決方法を知っている方に質問します。ただし、その方も業務を行っており、多くの時間を取ってもらえるわけではないと思うので、その方に直接話しかけたほうが良いのか、メールなどのツールを使った方がいいのかなどコミュニケーション方法を配慮し、質問内容も、○○まではわかるけれど、○○の部分がわからないのですが、どうしたらよいですか?とわからない部分を明確にしてから尋ねるようにします。」と解答しました。


 これが正解かどうかはその時はわかりませんでしたが、実際に入校してから、「質問の仕方」という講義があり、私の答えで概ね間違いないことがわかりました。
 他にも、「業務で何か失敗したとき、どのように対処しますか?」という質問をされた方もおられました。

まとめ

今日のまとめ

  • 応募書類は自分の過去の棚卸をし、できるだけ数値を入れてイメージできるように書く。
  • Web審査は、わからないことは調べながらでも行うこと。指定されたメールアドレスを作るなど、なかなか慣れない作業が求められるので、わからなかったら調べながら丁寧に行ってください。
  • 面接は、Zoomを一度でも良いので使っておき、慣れておくこと。

 以上です。就業年数が短い方は、どれだけSEに対しての思いがあっても、書類作成や面接は苦手に思うかもしれません。しかし、ここで一度自分を見つめなおす作業をしておくことは必ず良い経験となるので、頑張って取り組みましょう。

次回は、私が選んだコースについてお話ししたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!